「俺が働いてるのに嫁から‘小遣い‘貰うんでしょ?俺の金なのにだよ?だから結婚なんて絶対しねぇ」
という男友達。
確かに言わんとすることは分らなくもないですよね。
確かに旦那様が働いてくれた分が振り込まれ、それに対して
「お小遣い」として渡すわけですから
まるで妻側が働いているような感覚に陥るのでしょう。
しかし結婚ってそこはさほど重要ではないものなんだと私は彼にいいました。
確かに結婚をしたことでお金が好き勝手に使えなくなったでしょう。
「お小遣い」を貰う事に対しても、もしかしたら違和感があるのかもしれません。
一応配慮として「今月もお疲れ様でした。ありがとう」といって渡しては居ましたが・・・。
お金の自由よりももっと大きなもの。
「心の自由」か得られると思うんです。
結婚している人、全てに共通するとは思いませんが、共に生活をするということは「ありのまま」の自分でいないとやりきれませんよね!?(笑)
そういった視点で見てみると、唯一といってよいほど彼は彼らしく。
私は私らしく居られる空間だと思うんです。
自分らしく居られる事は自由に繋がる。
お小遣い云々よりも、おそらくそちらのほうが大切で幸せなことなのだと考えています。
男友達には
「体験してみて」としか説明しようがないのですが(苦笑)
失恋しました。
自分1人で部屋に居るのが怖いほど傷ついていました。
彼に何かをされたとかではなく
ずっと「2人一緒」だったので、1人で居る感覚を失っていた節がありました。
暗闇などは特に怖くて
アイマスクをして、マスクをして・・・
顔全体を隠さないと眠れないようになっていました。
それでも寝付けないときにはテレビを入れたまま眠る事もありました。
そんな日々の中で疲れは溜まっていく一方。
息を抜くってどうだっけ?・・・なんて考える事もありました。
そんなある日に女友達が「家に泊まらせてー!」とワイン片手にやってきました。
ありあわせのものをつくり食卓に並べワインを飲みながら話をしていました。
正直心の中ではホッとしていました。
「誰かがこの部屋に居てくれる」
というだけで安心できたんです。
「あー酔っ払った!」とベッドにゴロンと横になる友達。
私と彼女はセミダブルのベッドに2人で並んでいました。
彼女は一言
「大丈夫だから。いつでも呼べばいいから」
そういってくれました。
そして泣く私に気が付かないフリをしてくれました。
私は1人きりなんかじゃないんですよね。
彼が居なくなっただけの話。
だったら
「新しい誰かのため」に私は今を頑張って過ごそうと思うようになりました。
精神状態は最悪。
自分で分っているけれど「浮き上がれない」状態。
その為についトゲのある言葉を発してしまったり曖昧な表現で予防線を張り巡らせて見たり・・・。
そして時々ふと気持ちが軽くなった時には明るく楽しく振舞って。
それでも次の日はまた落ち込んで。
そんな女性との恋愛は「面倒」以外ないですよね。
否、恋愛ならずとも友人としてでも「暫くは会うのをよそうかな」
と思われても仕方の無い状態だったと思います。
自分で「ダメさ」が分っているだけに気持ちばかりが空回りしていました。
そんな「最低の私」でも側に居てくれた人が1人いたんです。
彼とは長い付き合いになる友人の1人でした。
寡黙で強面の彼ではありましたが、不器用ながらも
「一生懸命な優しさ」を持った人。
私は彼の事を素敵だと思っていました。
それだけに「最低の私」を見せたくなかったのですが・・・
彼は私を励ましも怒りもせずに側に居てくれました。
私から何かを発信しない限り彼は「待機」の状態だったと思います。
私が元気になり始めた頃、彼が
「応援してたよ。よかった」そう言って頭をそっと撫でてくれたんです。
撫でるのも何とも不器用に撫でていましたが(笑)
しかし私には和紙に墨がじんわりと染みていくように心に優しさが広がっていきました。
その時互いに身体から「好き」が出ているような気さえしました。
それから2人が付き合いだしたのはまもなくの事でした。