「私の‘1番‘が居なくなった」
そう思った私の心は空っぽ・・・否、しぼんでいたような心理状態でした。
彼から「別れよう」といわれた時には声さえ出ませんでした。
「視界がゆがんで見える」
などという表現がありますが、まさにその通りの状況でした。
まるで意識が遠のくような感覚。
唐突な別れを受け止められるはずもなく、抵抗しました。
しかし抵抗するほどに自分自身が情けないようにも思えました。
彼の意志が変わる事は無く、結果としては別れる事になりました。
「友達としては仲良くしていこう」
そう言ってもくれたのですが、こんな別れ方じゃ彼とは友達にも戻れないと思いました。
そこからどんな日々を過ごしていたか。
それを明確に今でも思い出せません。
本当に心も頭も「抜け殻」だったのだと思います。
仕事には行って帰って眠る。
それを繰り返す。
休日はただボンヤリとすごす。
そんな無機質な毎日でした。
「傷つくくらいならこれでいいや」
そう思うこともありましたが、少しずつではありますが
「外に出よう」「本を読みたい」「服が欲しい」などと
小さな欲求が芽生え始めていました。
それが失恋から立ちなおる為の「第一段階」だったように思います。
そして思いのまま行動しているうちに
「また恋愛してもいい」
そんな気持ちに切り替わっていたんです。
心が空っぽになった時。
傷ついて何もしたくない時。
そんな時には無理に動かなくていいんだと分りました。
人は心の中の傷においても「自己治癒力」があるようです。